「夏の夜の夢」(ジュリー・テイモア監督)

ジュリー・テイモア監督による2014年のアメリカ映画。上映時間2時間28分。 2014年にニューヨーク、ブルックリンにある「Theatre for a New Audience(TFANA)」で上演された舞台「夏の夜の夢」を映像化したもので、2015年に日本でも公開された。 コロナ禍の影響で再上映されたので、イオンシネマ福岡で見た。 非常にダイナミックな舞台「夏の夜の夢」の魅力がタップリ堪能できた。 舞台を4日間、ステディカム手持ちカメラ・ステディカムを駆使して様々なアングルで撮影。役者のクローズアップやリアクションなど生の公演では見られない部分も収録し、80時間のフッテージを1週間で編集したという。 舞台と映画のハイブリッドで映画としても楽しめるように作られている。それは、舞台がどこまでもていねいに作られているからこそできることだ。 とにかく、非常におもしろくてスッキリとわかる。 テイモアらしく、俗っぽく見せながら芸術性は高い。エンタメとアートが突き詰められて高いレベルで統一されている。 演出は明晰で、これほどに楽しめる「夏の夜の夢」は、1973年に日生劇場で観たRSC日本公演「真夏の夜の夢」(演出:ピーター・ブルック)以来だ。

続きを読む

平田オリザ氏の記事を読んだ

「世界一の文化大国」韓国に日本が追いつけない理由を平田オリザ氏が語る-withコロナで変わる国のかたちと新しい日常㉚- 鈴木款|FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/58121 5月上旬に平田オリザ氏がNHKの放送での発言が反感を買って炎上した。その経緯はずっと追っかけていたが、ブログに書く時間がなかった。 大きな反応は4、5日で去ったが、そのあとも平田氏に反感を持ったツイートなどがなかなか収まらなかった。 この炎上の原因は一言で言えば、仲間の演劇人に話すように一般人に向かって話してしまったこと、だとわたしは考えている。 今回の発言でもその傾向が見られるのは残念だ。 内容的にもかなり偏った見方をしていて、意図しているわけではないだろうが炎上を狙っているところが見える。 平田氏の炎上の結果、自治体などの補助金が増えたような効果はあろう。 ただし、演劇好きと演劇無関心層を分断させてしまった、とわたしは思う。

続きを読む

6月に観た舞台

【演劇】 ○ 佐藤順一読演会「妖婆」(ばぁくぅ)   【レビュー】 ○ 祝いの舞「 寿」&「海のララバイ」-福岡こけら落とし公演- (歌劇ザ・レビュー、写真) 【大衆演劇】 ○ 6月楽笑演劇殿-久留米-公演 (真芸座輝龍)

続きを読む