それはないぜ、博多座・FFAC

こまつ座第155回公演『きらめく星座』 博多座公演 https://www.hakataza.co.jp/lineup/93 A席 10,000円 B席 7,000円 C席 4,000円 ちなみに東京公演は、博多座の1/3のキャパの紀伊國屋サザンシアターで、全席指定:¥8,800。 それでも博多座公演はとりあえず観ておこうと、C席4,000円を取っておいた。 ところが8月12日にFFACから次のような内容のメールがきた。 *** \FFACメルマガ会員様優待価格/  A席 10,000円 ⇒ 4,000円 (税込) ※各ステージ A席20席 限定販売です! (別途、申込手数料200円/枚+システム利用料330円/枚+発券手数料165円/枚 が必要) *** それはないぜ、博多座・FFAC。こまつ座も、何考えてんだか。

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福田ますみ著「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」

2007年 新潮社刊、253ページ。 2009年に文庫化。2020-2022年に全4巻のコミック化されている。 クレーマー保護者の虚言によって、彼は史上最悪のいじめ教師に仕立てられた。 「早く死ね、自分で死ね!」 2003年6月、全国ではじめて「教師によるいじめ」と認定される事件が福岡で起こった。 問題の小学校教師は、担当児童を自殺強要や暴力でPTSDによる長期入院に追い込んだとされ、「殺人教師」とまで報じられた。 だが後に、一連の事実は、児童両親によるでっちあげだったことが明らかになる──。 子供は善、教師は悪という単純な二元論的思考に陥り、550人もの大弁護団を結成した人権派弁護士、保護者の無理難題を拒否できない学校現場や教育委員会、すぐに騒いで教師を悪者にするマスコミ、被害者を救うヒロイズムに酔う精神科医、そしてモンスター・ペアレント......。 病める教育現場で偽善者たちが引き起こした、驚愕の冤罪劇! 福田ますみ (ふくだ・ますみ) 1956年横浜市生まれ。立教大学社会学部卒。専門誌、編集プロダクション勤務を経て、フリーに。犯罪、ロシ、などをテーマに取材、執筆活動を行なっている。著書に「スターリン 家族の肖像」(文藝春秋)などがある。(本書出版時の情報) 映画「でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男」 http://naginon.seesaa.net/article/517236931.html を見て、遅ればせながら原作を読んだ。 著者…

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映画「入国審査」

2023年製作のスペイン映画で、上演時間は77分。KBCシネマで見た。 脚本・監督:アレハンドロ・ロハス、フアン・セバスティアン・バスケス 出演は、アルベルト・アンマン、ブルーナ・クッシ、ベン・テンプル、ローラ・ゴメス ほか 移住のためアメリカへやって来たカップルを待ち受ける入国審査での尋問の行方を緊迫感たっぷりに描いた、スペイン発の心理サスペンス。 (あらすじ) スペインのバルセロナからニューヨークに降り立ったディエゴとエレナ。エレナがグリーンカードの抽選で移民ビザに当選し、事実婚のパートナーであるディエゴとともに、新天地での幸せな生活を夢見てやって来た。しかし入国審査でパスポートを確認した職員は2人を別室へ連れて行き、密室で拒否権なしの尋問が始まる。予想外の質問を次々と浴びせられて戸惑う彼らだったが、エレナはある質問をきっかけにディエゴに疑念を抱きはじめる。(「映画.com」サイトより) 全体がドキュメンタリーかと思うほどのリアリティがあった。 何の予備知識もなくこの映画を見てよかった。上記のあらすじさえも書き過ぎだと感じた。 監督・脚本を手がけた2人が、故郷ベネズエラからスペインに移住した際の実体験に着想を得て、わずか17日間で撮影した低予算の作品だという。 これまでの入国審査で、一度だけ別室に連れて行かれたことがある。 この映画では入国者が移民だから、審査は厳しくなるだろう。この映画では描かれた審査官のことも興味深かった。

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