映画「レッド・スパロー」
フランシス・ローレンス 監督による2017年のアメリカ映画。上映時間140分と長い。
33年間CIAの捜査官だったジェイソン・マシューズによる同名の小説が原作で、みごとな逆転劇でスカッと終わる。
「レッド・スパロー」とはハニートラップなどで捜査対象から情報を取るロシアのスパイ。ロシアの諜報機関に潜り込んでいる“もぐら”といわれるCIAとの内通者を特定するためにドミニカ(ジェニファー・ローレンス)はCIAの捜査官と接触する。
誰が敵で誰が味方なのかがめまぐるしく変転して危機の連続だが、そんななかでドミニカは先の先を読んだワナを仕掛けていく。最後はそれがみごとに決まって、ドミニカの私憤までもみごとに吹き飛ばす。
それがアメリカにいちばん都合のいいような結末になっている。アメリカ映画だから。