ミュージカル「The King and I 王様と私」(ロンドン版)ロードショー

このミュージカルは、マーガレット・ランドンが1944年に発表した小説「アンナとシャム王」を原作に、脚本・作詞:オスカー・ハマースタインⅡ 作曲:リチャード・ロジャース によって1951年ブロードウェイで初演され、56年に映画化された。その後も世界各地で上演され続けている。 今回のバートレット・シャー演出版ミュージカル(リンカーン・センターシアタープロダクション)は、2015年にブロードウェイで19年ぶりのリバイバル上演を果たし、トニー賞9部門にノミネートされて、ミュージカル部門のリバイバル作品賞など4部門を受賞した。渡辺謙が主演男優賞にノミネートされ、ケリー・オハラはみごとに主演女優賞を獲得した。 今回上映の映像は2018年にウエストエンドで上演された舞台の映像で、この舞台の日本公演があまりの人気のために急遽ロンドン版映像の映画館での上映が決まったようだ。 ロンドン版のクララホム首相役の俳優が 大沢たかお にそっくりだったので、なんと似た俳優がいるものだ、と思っていたら、大沢たかお本人だった。日本公演にも出演したらしい。 (あらすじ)1860年代初頭のシャム(現在のタイ王国)。夫を亡くしたイギリス人アンナは、シャム王の夫人たちと子供たちの家庭教師をするためにバンコクにやって来る。 子供たちや夫人たちとはすぐに仲良くなったアンナだが、専制君主の王とは事あるごとに衝突する。それが、英国公使の接待にアンナが一役買ったことをきっかけに、王とアンナの心は通いあっていく……。 …

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