1月後半の流し読み

○その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い(ジョディ・カンター著、写真) ○HHhHプラハ、1942年 (ローラン・ビネ著) ○言語の七番目の機能(ローラン・ビネ著) ○サンソン回想録 フランス革命を生きた死刑執行人の物語(オノレ・ド・バルザック著) ○三島由紀夫「最後の1400日」(本多清著) ○恋するサル 類人猿の社会で愛情について考えた(黒鳥英俊著) ○何はなくとも三木のり平 父の背中越しに見た戦後東京喜劇(小林のり一著) ○病気がイヤなら、これを食べなさい食べてはいけない!! 買ってはいけない!(渡辺雄二著)

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1月に観た舞台

【演劇】 ○ ガギグゲゲ妖怪倍々禁 (飛ぶ劇場) ○ 蝶のやうな私の郷愁 (ひなた旅行舎) ○ 台本のない新喜劇in福岡 (吉本興業) ○ 吉本新喜劇清水けんじ座長公演 (吉本興業) 【ミュージカル】 ○ コーラスライン (四季、写真) ○ ローマの休日 (東宝) ○ 両国花錦闘士 (東宝/ヴィレッヂ) 【ショー・コント】 ○ ザ・ニュースペーパー JR博多シティライヴ (ザ・ニュースペーパー) 【伝統芸能】 ○ 琉球舞踊特選会 第1日 (国立劇場おきなわ) ○ 初春能 (九州宝生会) ○ 喜多流「久留米座」能 (久留米座演能実行委員会) 【大衆演劇】 ○ 1月楽笑演劇殿公演 (劇団勇舞)

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飛ぶ劇場「ガギグゲゲ妖怪倍々禁」を観た

飛ぶ劇場「ガギグゲゲ妖怪倍々禁」を久留米シティプラザ Cボックスで観た。午後6時から100分ほど。おもしろかった。 作・演出:泊篤志。出演は、桑島寿彦、木村健二、葉山太司、脇内圭介、中川裕可里、角友里絵、佐藤恵美香、德岡希和。 開演前に10分ほど、久留米大学附設高校 演劇部顧問の岡崎賢一郎氏を迎えての泊篤志との妖怪プレトークがあった。元々はアフタートークの予定だったが、緊急事態宣言で久留米シティプラザの閉館時間が午後8時になったためにプレトークに変更された。 (あらすじ)時は2030年、豚コレラパンデミック下の街のカフェ。予知能力のあるオーナーがいるそこには、妖怪要素の濃い人たちが集まる。 妖怪要素の濃い人は豚コレラにかかりにくいというデマから、妖怪要素の濃い人が豚コレラ菌をばら撒いているというデマまで拡がり、妖怪要素の濃い人を排除するための妖怪度検査が行われることに。 オーナーも含めた7人の妖怪度検査の結果、排除対象の妖怪度20%前後の人が3人。わずかな違いなのに線引きされたとたんに分断が始まる。20%の根拠さえわからないのに。 妖怪度を数値化するというアイディアで、分断を顕在化・可視化させた手法は秀逸。代表して文句を言いに来ていた商店街の役員も妖怪度20%以上だった、なんてのもおもしろい。 戯曲の切実さを俳優たちもよく体現していて、舞台の緊張は最後まで崩れなかった。 緊急事態宣言で飲食店は午後8時以降の営業自粛が要請された。なぜかそれに劇場も巻き込ま…

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