3月後半の流し読み

○道具と人類史(戸沢充則著) ○ペルシア帝国(青木健著) ○世界史は化学でできている 絶対に面白い化学入門(左巻健男著) ○民俗知は可能か(赤坂憲雄著) ○「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法(イ・ミンギュ著) ○むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。 7つの昔話で学ぶ日本一おもしろい哲学入門(小川仁志著、写真) ○たたかう免疫 人体vsウイルス真の主役(NHKスペシャル取材班著) ○行動の品質 行動の「質」を高める思考と実践(伊藤健太著) ○死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日(門田隆将著) ○保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱(西部邁著) ○日本進化論(落合陽一著) ○何とかならない時代の幸福論(ブレイディみかこ・鴻上尚史著) ○老親友のナイショ文往復書簡(瀬戸内寂聴・横尾忠則著) ○九州考古学の現在(西谷正著) ○ハラスメント大全 それ、やってはいけない!(野原蓉子監修) ○老後レス社会 死ぬまで働かないと生活できない時代(朝日新聞特別取材班著) ○盆踊りの戦後史 「ふるさと」の喪失と創造(大石始著) ○魅せる日本舞踊 美しい所作と表現を磨くコツがわかる本(二代目花柳壽應監修)

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3月に観た舞台

【演劇】 ○ 子午線の祀り (世田谷パブリックシアター、写真) ○ 大阪ぎらい物語 (松竹) ○ ひとよひとよに呱々の声 (世界劇団) ○ 劇場に愛をこめて (ジャカっと雀) ○ ハムレットマシーン (ツレヅレ) 【オペラ】 ○ 森は生きている (こんにゃく座) 【ミュージカル】 ○ The Bridge ~歌の架け橋~ (四季) 【伝統芸能】 ○ 翁プロジェクト熊本公演 (喜多流) ○ 文楽 戸畑公演 (文楽協会) 【演芸】 ○ 柳家三三・春風亭一之輔 二人会 (ピーポート甘木) ○ 玉川太福 浪曲独演会 (JR博多シティ) ○ よしもとOWARAIライブ (吉本興行)

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ジャカっと雀「劇場に愛をこめて」を扇貝で観た

作・演出:桑森ケイ。3月末で解散する劇団ジャカっと雀の最終公演の最終ステージを午後5時から観た。上演時間は70分。まぁおもしろかった。 (あらすじ)福岡で活動する劇団スパロウズ。迎えた公演初日の開幕5分後に福岡県南部地震が発生。劇団は公演中止を決定し対応に奔走。ほっと息をついたのは数時間後。劇場には、関係者、観客がまだ何人か残っている。(劇団HPより一部変更) 辟易することが多いバックステージものだけど、この舞台はメタシアターとして工夫されていて、退屈することはなかった。 劇団ジャカっと雀の3人のメンバーのうち松隈弘憲はすでに上京しているという。 その情報をいつ知ったんだ?自分は、とは思うが、劇団の解散は松隈の上京が引き金になっていることはまちがいないだろう。 「劇場に愛をこめて」は、オーディションに合格した東京の劇団への入団を促されて上京しようとする劇団スパロウズの俳優が、劇団主宰者にそのことをどんなふうに伝えるか、ということが肝になっている。 それを劇中劇で伝えるところで完全にメタシアターなのだが、「劇場に愛をこめて」そのものが劇団ジャカっと雀の状況を忠実に反映していると見えるところから、3層に仕組まれた2重構造のメタシアターになっている。そこがなかなか興味深かった。 終演後の劇団解散式はつまらなかった。 開演前に“予約の人が遅れているので到着を待って開演する”などと言うのは最悪。本来ならやっちゃいけないことだが、やるなら黙ってやれ。 リーフレット…

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