福岡市文化芸術振興財団「THE FIRST CLASS」

第58回福岡市民芸術祭メイン事業で、ジャパン・ライブエール・プロジェクトのプログラムのひとつでもあるイベントだ。 ジャパン・ライブエール・プロジェクトとは、コロナ禍において、とりわけ深刻な影響が続くライブや舞台芸術を支援する全国規模のプロジェクトで、文化庁のサポートのもと、芸団協と各地の文化芸術団体が連携して実施されているプロジェクトである。 構成・演出:長谷川寧、体験設計:anno lab、共同演出:田村さえ、石田聖也、造作物制作:MIYATA ART CONSTRUCTION、印刷物・Webデザイン:Calamari inc.、映像・編集:仁田原力 (概要) 美術館でアジアを旅する、新感覚パフォーマンスツアー 博多旧市街における回遊拠点である福岡アジア美術館を会場に、美術作品を「みる」だけでなく、作品の新たな世界や楽しみ方を体感できる、体験型パフォーマンスツアー。参加者はヘッドフォンを着用し、流れてくる声に誘われながら能動的に考え選択する事で、作品世界の一員となったような感覚を生み出します―とある。上演時間は約1時間45分。 ヘッドフォン付きのタブレットを受け取る前に、誓約書にサインさせられ、マスクを外して写真を撮られる。 誓約書には、「SNS等での公演のネタバレになるような書き込みはしない」という項目がある(それで、この感想では具体的なことは書けない)。 8人の参加者(1人欠席で実際は7人だった)がヘッドフォン付きのタブレットを持ち、グループとなって、ナビゲ…

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