12月に観たい舞台

【演劇】 ○ イモンドの勝負 (ナイロン100°C、写真) ○ ザ・ドクター (パルコ) 【ミュージカル】 ○ 宙組公演「バロンの末裔」「アクアヴィーテ」 (宝塚歌劇) ○ O・G・ (NLT) 【ダンス・バレエ】 ○ くるみ割り人形 (ロシア国立モスクワ・クラシック・バレエ) 【伝統芸能】 ○ VR能 能「経正」「熊野」「葵上」より (アクロス福岡) ○ 能「桧原櫻」 (大濠公園能楽堂) ○ 博多座神楽まつり (博多座) 【演芸】 ○ 清水ミチコ大感謝祭〜作曲法SPECIAL〜 (清水ミチコ) ○ 片岡一郎独演会 (博多活弁パラダイス) ○ 志免祭「シ組」公演『幸せなら手をたたこう』 (シメサイ実行委員会) ○ 志免祭「メ組」公演『めぐり逢いメリーゴーランド』 (シメサイ実行委員会)

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新作能「はなぶさ英彦山」

新作能「はなぶさ英彦山」は、制作・節附・型付:森本哲郎。この秋行われた森本能舞台主催の“さくらざか能”の3番目の公演だ。 (あらすじ) 添田町の町制開始前日に羽黒山の山伏(ワキ:御厨誠吾)が英彦山を訪れ、お旅所の前の鳥居の「英彦山」の額を不思議に思う。そこに童子(前シテ:森本哲郎)が現れて、「英」の字を賜った由来と、英彦山が主神 天忍穂耳命はじめ天狗豊前坊や龍神が守っていることを語り、自分こそが天忍穂耳命と語って姿を消す(以上、前場)。羽黒山の山伏が段上に行くと奉幣殿がそびえ、現れた天狗豊前坊(ツレ:今村一夫)、龍神(ツレ:山本麗晃)とともに主神の登場を待つ。やがて天忍穂耳命(後シテ:森本哲郎)が奉幣殿より現れて祈りの舞を舞う。 出演は上記記載以外に、アイ(英彦山山伏:野村万禄)、アイ(鷹の精:吉住講)、地謡:久保誠一郎、山口剛一郎、今村嘉太郎、井内政徳、木月晶子、笛:相原一彦、小鼓:飯冨章宏、大鼓:白坂信行、吉谷潔 上演時間は1時間05分。 上演前に25分ほど、英彦山宮司 高千穂秀俊氏のあいさつと、森本哲郎による解説があった。 英彦山・添田町と森本哲郎とのつながりは10年前に始まり、2012年に添田町オークホールで「英彦山 能と狂言の夕べ」を、2014年には「英彦山薪能」を開催した。この新作能「はなぶさ英彦山」は元々は今年7月に添田町オークホールでお披露目される予定だったものだったが、コロナ禍で中止された。 ここでの能の解説はよく解ったけれど、表現の意図などやや説…

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