ガムランコンサート「ガムランの午後」
藤枝守作曲のガムラン曲の演奏がメインのコンサートだ。まず「西ジャワ・スンダ地方の音楽」(ミニレクチャー付き)があり、最後にガムランの演奏ワークショップがあった。
音楽ディレクター:藤枝守、主催:アカデミア千年芸術ラボ企業組合。出演は、パラグナhakata(ガムラン)、中村理恵(ハープ)、藤枝守(解説)。パラグナhakataのメンバーは、森重行敏、村上圭子、小谷竜一、小林賢直、峰野誉久、飯島あづき、光永誠、渡辺融で、東京のパラグナと福岡の演奏者との混成チームだ。
「アジア美術館 アジアの風・音楽祭 part01」と銘打たれたコンサートで、福岡市アジア美術館・アートカフェで午後2時から観た。上演時間は、自由参加の演奏ワークショップを除いて2時間45分。
「西ジャワ・スンダ地方の音楽」(ミニレクチャー「ガムランを知る」(講師:森重行敏)付き)。演奏と解説が約40分。
スンダ地方のガムランについての解説を挟みながら5曲が演奏された。曲名はうまく聴き取れなかったが、多彩な5曲のどれもゆったりとしていて、中央ジャワやバリのガムランのような派手さはなかった。楽器も素朴に見えた。素朴な歌が入る曲もあった。
村祭りなどでBGM的に使われ、幾度も繰り返される小節の回数は決まっていないという。途中でテンポが変化する。音階は5音階で沖縄の音楽と同じといい、確かに沖縄の音楽とよく似ていた。
休憩後、藤枝守作曲の次の3曲が演奏された。
「ガムランをともなうハープコンチェルト」(2018)。第…