地点のパワハラ:表現者の権利と危機管理を考える会による「Aさんを支援する場」が開設されていた

表現者の権利と危機管理を考える会による「Aさんを支援する場」 https://wesarrm.wixsite.com/my-site このホームページがことし8月に開設されていた。 ホームページでは、表紙ページで 表現者の権利と危機管理を考える会のこととこのホームページについて述べていて、次のような詳細ページを作っている。  団体概要(団体概要、事業計画) 経緯(経緯、訴訟に関する活動報告【準備中】、Aさんの思い) 支援のお願い(支援のお願い、賛同人【準備中】) メディア掲載 これは、劇団地点がAさんに和解契約確認訴訟を起こしたことに対して、Aさんを支援するために立ち上げられたものである。 訴訟の内容については、三浦基氏は「三浦基からのご挨拶」の追記記事が、和解契約確認訴訟に至った理由を、経緯を述べた訴状を添付して説明している。 三浦基からのご挨拶 2021/04/10 (追記:2021年7月30日)|劇団地点 http://chiten.org/news/archives/94 <訴状>http://chiten.org/files/uploads/Image210730173824.pdf このあたりの状況について、わたしは次にまとめている。 地点のパワハラ:2021.4.12以降の関連情報のまとめ 2021年11月01日|のんちゃんのつれづれ http://naginon.seesaa.net/article/479939489.html …

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SnC「Solos(ソロス)」

⼤島匡史朗が主宰するSnCの公演「Solos(ソロス)」を午後4時からぽんプラザホールで観た。 バレエに基礎を置くダンサーによるコンテンポラリーダンス公演で、4人のダンサーがソロ作品を踊った。「静寂は怒る」以外は新作。「ミルク」以外はバレエを封印したような静寂なダンスだった。文化庁「ARTS for the future」補助対象事業公演。 ○静寂は怒(いきどほ)る(写真) 詩人・八木重吉(1898年〜1927年 享年29)の詩「静寂は怒る。みよ、蒼穹の怒りを」(1925年刊行の詩集『秋の瞳』収録)に強い感銘を受け、当たり前にある「循環するもの/しないもの」を浮かび上がらせる。 構成・演出・振付・出演:⼤島匡史朗、作曲:宮本真理 上演時間 16分 レトロなスーツ姿の⼤島匡史朗が台の上で化粧用の鏡などを使って踊る。自分を映す影絵などあったが、研ぎ澄まされたダンスは静謐で、わたしにはややたいくつだった。 ○Vanitas ⽣産と消費の「日々のうつろい」を、 ⽇本における⽣産社会から消費社会への移⾏という社会的な流れから感じとった作品。 構成・演出・振付:⼤島匡史朗、出演:福田沙織、作曲・アレンジ:マツミシンノスケ、タイトル考案:太田垣悠 上演時間 20分 動きの少ない長いダンスだったが、印象が薄い。 ○​​惑星 ​​ミヒャエル・エンデの⼩説を演出の軸に、社会の「逃れられない 変化」が舞台に現れる。 構成・演出・振付:⼤島匡史朗、出演:東…

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パルコステージ「ザ・ドクター」

午後1時から北九州芸術劇場 大ホールで観た。2幕構成で、上演時間は20分の休憩も入れて3時間。 原作:アルトゥル・シュニッツラー「ベルンハルディ教授」 作(翻案):ロバート・アイク 翻訳:小田島恒志 演出:栗山民也 出演:大竹しのぶ、橋本さとし、村川絵梨、橋本淳、宮崎秋人、那須凜、天野はな、久保酎吉、明星真由美、床嶋佳子、益岡徹 (あらすじ) イギリス最高峰の医療機関・エリザベス研究所の創設者で所長の女性医師ルース・ウルフ(大竹しのぶ)は、自ら妊娠中絶を行い敗血症で運び込まれた14歳の危篤の少女の治療を行っていた。そこに、少女の両親から付き添うことを頼まれたと言って、黒人のカトリック神父ジェイコブ・ライス(益岡徹)が現れる。ルースは神父に対し面会謝絶を告げて集中治療室への入室を拒否する。容態が急変して少女は死を迎えると、それに立ち会えなかった神父は典礼を拒絶されたとして怒り、そのことをインターネットから発信する。そのことが研究所の出資者の耳にも入ってしまいソーシャル・メディアによるルース糾弾の声も大きくなって、ルースは謝罪か反論か無視かの判断を迫られることになる。 19世紀から20世紀にかけて活躍したドイツの劇作家シュニッツラーによる原作「ベルンハルディ教授」は、人々のなかにひそむユダヤ性を喜劇化した作品で、1912年に発表された。 ロバート・アイクによる翻案では、主役の医師を中絶経験のあるユダヤ人女性にしていて、パートナーを女性としている。また、神父を黒人とし、自宅に遊…

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