ロシア国立モスクワ・クラシック・バレエ「くるみ割り人形」

全2幕5場-プロローグ・エピローグ付-で上演時間は約2時間10分(休憩20分込み)。午後6時半から久留米シティプラザ ザ・グランドホールで観た。 作曲:P.チャイコフスキー、台本・制作:N.カサートキナ、V.ワシリョーフ、振付:V.ワイノーネン、N.カサートキナ、V.ワシリョーフ、美術・衣装:E.ドヴォルキナ 出演は、マリーナ・ヴォルコワ、アルチョム・ホロシロフ、ニコライ・チェヴィチェロフ、イリーナ・ドヴィドフスカヤ、マイカ・成澤ガリムーリナ ほか (あらすじ)  街が真っ白な雪に覆われたクリスマス・イブ。少女マーシャ(マリーナ・ヴォルコワ)の家ではパーティーが盛大に開かれている。大人たちがネズミの女王によって醜いくるみ割り人形に姿を変えられた王子様の劇を子どもたちに披露する。マーシャは叔父のドロッセルマイヤー(ニコライ・チェヴィチェロフ)からその醜い顔のくるみ割り人形をプレゼントされ、ひと目で気に入る。その晩、くるみ割り人形が心配になってクリスマス・ツリーのところにやってきたマーシャは、人形の無事を確認すると、安心してその場で眠ってしまう。ところが時計が夜中の12時を打った時、クリスマス・ツリーが光り、人形たちが動き出し、恐ろしいネズミの女王(イリーナ・ドヴィドフスカヤ)とくるみ割り人形との戦いが始まった。マーシャはネズミの女王に靴を投げつけ、くるみ割り人形を助ける。すると人形はもとの美しい王子(アルチョム・ホロシロフ)の姿に戻り、マーシャの手を取って、楽しいお菓子の国のパーテ…

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博多座神楽まつり「志賀海神社御神楽」「壱岐神楽」「豊前神楽」「石見神楽」

博多座で午前11時から午後2時40分まで観た。見応えがあった。満員御礼だった。 企画・構成:貞刈厚仁、構成台本:佐藤万里、演出:奥秀太郎 ナビゲーターは、田島芽瑠(HKT48)、豊永阿紀(HKT48) 演目と上演時間は次のとおり(演目などの解説は博多座HPより) 第一部 神楽の旅《伝統芸能の源流を探る》~海人族による大陸との交流から生まれた、神事、祈りとしての神楽~ ■志賀海神社御神楽 志賀海神社(福岡市東区) 上演時間約30分  志賀海神社の祭神は海神の綿津見三神であり阿曇族の祖神。「金印」が出土した志賀島と海の中道を含めた一帯は、古代、海人を司り海上交通を支配した阿曇族の本拠地であり、志賀海神社はその中心地であったと考えられている。神社で行われる歩射祭、山誉祭、御神幸祭は福岡県指定無形民俗文化財。 【演目】 「龍の舞」場を清める舞。古伝の龍頭を胸の前に捧げて行う一子相伝的な秘伝の舞。 「八乙女の舞」 舞手は代々世襲で務める。 「鞨鼓の舞」 神功皇后に召された際の阿曇磯良の示現を現した所作といわれる。海中で長い年月過ごしたために、顔や身体に貝や海藻がついていたので顔を白い布で隠して現れる。 「神楽歌」(映像での紹介)山を誉めると海が活きるという自然の循環を古来より大切にしてきた神事「山誉祭」で奏上される歌で、国歌「君が代」の発祥といわれている。 ■壱岐神楽 壱岐神楽保存会(長崎県壱岐市) 上演時間約15分  「魏志倭人伝」に「一大国」とある壱…

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