福吉座公演「HANAMACHI」(吉本興業)

よしもと福岡 大和証券/CONNECT劇場で午後2時30分から観た。15分ほどの千秋楽カーテンコールがあったので、終演は午後4時30分になった。 福吉座 旗揚げ公演で、この7月と8月に8ステージが上演された。ショウきん座長公演と銘打たれている。 作・演出:高梨由。 出演は、ショウきん(カイキンショウ)、マサヨシ(サカイスト)、松相遼(カーネギー)、中村圭太、原ノコシ(とらんじっと)、メリコンドル、とだみ(ウルランテ)、坪根里紗、鶴田りさ、満月、一閃、田口恭平(烏賊すぜ二人)、たなる、ぬま水沼(気になるあの娘) (あらすじ) 魅力的で、刺激的で、けれど底なしの闇を持つお江戸最大の遊郭「花街」。かつてそう呼ばれていたその街は、自由自治が認められた自由の国で、人々の欲望と夢と妄想が混在する、身分社会から隔絶された理想郷だった。 綱丸はその街の遊郭の一つ紅華屋で見習いとして働きながら、仲間たちと暮らしていた。5年前のあの大火までは―――― 煌びやかな花街の裏舞台で、巻き起こっていたある事件。その記憶を取り戻した時、隠された重大な真実が明らかになる。 ”僕は、自由なんていらなかった“。(公演リーフレットより) 作・演出の高梨由は、よしもとクリエイティブ・エージェンシー女性劇団「RAPPER」を主宰する劇作家・演出家で、神保町花月などでの演出を行っている(ウィキペディアより)。 この「HANAMACHI」はオリジナルのようだ。福岡よしもとの他の3劇団は新喜劇ベースで1…

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宮本直美著「ミュージカルの歴史-なぜ突然歌いだすのか」

新書版のコンパクトな「ミュージカルの歴史-なぜ突然歌いだすのか 」が刊行されたので、「演劇書を読む会」で取り上げた。 目次は、次のようになっている。 序 言葉か音楽か―古くて新しい問題 第1章 歌の世界と台詞の世界 第2章 芸術としてのオペラ・娯楽としてのオペラ 第3章 劇場とポピュラー音楽 第4章 ブロードウェイ・ミュージカルの確立 第5章 音楽によるミュージカル革命 第6章 音楽とサウンドが作るドラマ 終章 ポピュラー文化としてのミュージカル 補遺 ナンバー解説―音楽の役割 著者の宮本直美氏の専門は音楽社会学・文化社会学。 解説には次のようにある。 物語、台詞、歌で構成される舞台、ミュージカル。ヨーロッパの歌劇と大衆的な娯楽ショーをルーツに、19世紀アメリカで誕生した。 本書はその本質を音楽に注目して探る。ティン・パン・アレーのブロードウェイへの音楽供給から、1920年代のラジオの流行、統合ミュージカルの成立、60年代のロックの影響、80年代に隆盛するメガ・ミュージカル、そして2.5次元へ。歴史を辿りつつ「なぜ突然歌いだすのか」という最大の謎に迫る。 冒頭から第4章までは充実していて、読むのに時間がかかったが、とても参考になった。 第5章以降は解説に「音楽に注目して探る」とあるようにミュージカルの音楽性について語られるが、それまでとダブるところもあってやや冗長だった。「なぜ突然歌いだすのか」についても、こだわり過ぎに思えた。 「…

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湯澤幸一郎氏が「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」を名誉棄損で提訴:2021年11月26日より20…

(写真は、「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」の2021.11.6のツイートより1枚目の写真) 取材レポート 問われているのは、セクハラ・パワハラをなくそうという私たちの意思――演劇界における名誉棄損裁判から見えてくるもの  佐藤 慧 2021.11.30 |Dialogue for People https://d4p.world/news/13842/ ・マークん@marktrumpet 2021年11月26日 週刊金曜日(11/26 第1355号)「白昼堂々と大型ミサイル搬入を強行 宮古島が自衛隊に"占領"された日」「ベトナム人技能実習生が「死体遺棄罪」に問われた裁判の矛盾と疑問 孤立出産での死産は「罪」なのか」「性犯罪で服役後、表舞台での復活に批判も 演出家がセクハラ防止啓発団体代表らを提訴」 https://twitter.com/marktrumpet/status/1464032059844825091/photo/1 横浜本牧で探偵歴18年★IC秘密情報探偵社☆私立探偵レックレス流れ星アメブロもやって益@honmoku1982 2021年11月26日 火の無いところに煙は立たない https://www.tokyo-np.co.jp/article/141182 ・澁谷知美 『日本の包茎』発売中@shibuya1972 2021年11月30日 今週の『週刊金曜日』は読みごたえがあったな  ・わいせつ事件で服役して…

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