映画「夜明けの夫婦」

((C)「夜明けの夫婦」製作委員会) 2021年製作の日本映画で、上映時間は135分。R18+。午後5時50分からKBCシネマで見た。 脚本・監督:山内ケンジ 出演は、鄭亜美、泉拓磨、石川彰子、岩谷健司、筒井のどか、金谷真由美、宮内良 ほか。 (あらすじ) コロナ禍が終息した後の日本を舞台に、孫を望む姑のプレッシャーに晒されながら暮らす夫婦の姿を描いた社会派喜劇。 夫・康介の両親と一緒に暮らす33歳のさら。夫婦にはまだ子どもはおらず、義母・晶子はさらに対し、遠慮がちながらも子作りを催促してくる。しかしコロナ禍の間、さらと康介はすっかりセックスレスになっていた。しかも康介は近頃、他の女性と不倫している様子。一方、晶子は年老いた母をコロナで亡くしたこともあり、孫の顔を見たいという強い欲求で精神的に不安定になっていく。(映画.comの解説より) “純粋社会派深刻喜劇”と銘打たれている。 何とも不安定で暗い映画で、見始めではウンザリして、最後まで2時間以上も見続けられるか不安になった。 そんな不安定が、いろいろありながらも寸止めされて破綻はしない。ラスト、宮内良の歌う「夜明けの歌」に丸め込まれてしまった感はあるけれども、それでもまぁ楽しめた。 数分のけっこう長いシーンを積み重ねる形で作られている。それぞれの人物の子細な心情描写とそれらのすれ違い描写があるあるで、何とも喜劇的だ。 「城山羊の会」に出演されたことのある俳優が中心というキャスティング。舞台を観ているよ…

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