途中からグングン引き込まれてしまった。おもしろかった。
「10分間」は2006年に初演されて、2010年、2016年、2019年にも上演されている中野劇団の代表作。
2016年版は大阪のin→dependent theatre 1stで上演されて、CoRich舞台芸術アワード!2016で6位になっている。作・演出:中野守。
(あらすじ) とある同窓会、同じ10分間の繰り返しから抜け出せなくなった聖子は、この不条理なタイムリープから脱出しようと試みるが…。つのる苛立ち。続く無理解。なぜかエスカレートするムダ話…。たった10分で何ができる?
聖子は8時50分から9時までを20回も繰り返して時間が累積されていくが、聖子以外の人にとっては8時50分に戻った時点で9時までの10分間はクリアされてしまって毎回が新しい。
舞台では聖子のタイムリープが10回ほど繰り返され、聖子以外の人の10分間の状況が毎回変わる。舞台はその毎回の状況の変化をていねいに描いている。タイムリープから抜け出せない男性が途中から登場して聖子と協力する。聖子がタイムリープから抜け出したラストで、さらにもう1人タイムリープしていたことがわかる。
劇団のPR文句「緻密に張り巡らされた笑いの伏線を、波状的な笑いに昇華させ回収していくシチュエーションコメディが得意」を完全に納得させられる舞台だった。
中野劇団は、2003年に主宰中野守を中心に旗揚げされた社会人劇団だという。関西らしい劇団だと思った。
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