劇団GIGA「宝島」をぽんプラザホールで観た

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空間再生事業 劇団GIGAの「名作劇場シリーズ」と銘打たれている舞台「宝島」。原作:スティーブンソン、作:寺山修司、演出:山田恵理香、作曲・演奏:ほたか。午後7時からのプレビュー公演を観た。上演時間は1時間45分。
雑駁でつまらない舞台だった。「子どもたちに観劇体験を!」というキャッチフレーズのようだが、このままでは子どもたちに「演劇嫌い」を作ってしまうだろう。

出演者は男性4名、女性2名の6名で、主役のジムを演じる俳優を除いて1人で複数の役を演じる。衣装やメイクは、クラウンによる人形芝居の趣だ。
オープニング、6人がモゾモゾしながら舞台奥から登場するが、装置の後ろで姿は見えず、何を言っているのかもわからない。
最初に語りだす案内役は観客にいろいろ要求するばかりで、物語の世界にうまく誘導してはくれない。

衣装もメイクもセンスが悪い。全体的に、どうでもいいところで時間を取って、肝心のところをすっ飛ばす。
俳優たちにはまともな発声ができず、役によって衣装を替えることが少ないこともあって、何の役なのか判然としないところも多い。
ダンスは雑な振付で、群舞もそろわず、心地よくない。音楽は曲のインパクトが弱いうえに、スピーカーを通した録音と生声の切り替えが不自然だった。

ほんとに、観る者への配慮が感じられず、キチンと練り上げた形跡も見えなかった。


(写真は稽古風景-毎日新聞記事より-)



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