iaku「The last night recipe」(録画)を見た

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作・演出:横山拓也。出演は、橋爪未萠里、杉原公輔、緒方晋、伊藤えりこ、小松勇司、福本伸一、竹内都子。
昨年10月に上演された舞台でことし1月10日にNHK BSプレミアムのプレミアムステージにて放送されたものの録画を見た(放送上のタイトルは「ザ・ラストナイト・レシピ」とカタカナ表記)。この舞台の上演台本は岸田國士戯曲賞の候補になった。

(あらすじ)フリーライターの女性・夜莉は、実家のラーメン屋でタダ働きをさせられている良平をルポルタージュにまとめる取材を行う中で、2人は契約結婚のような関係で婚姻を結ぶ。しかし、1年ほどで夜莉が亡き人となった。良平は、夜莉が生前作った料理のレシピの記録を見ながら、妻との短い結婚生活を回想する。
ドラマは2019年から2021年を行き来し、夜莉の先輩ライター・元恋人・両親、良平の父を描写しながら、それぞれが夜莉の死をどう引き受けどう生きていくかを追う。

横山拓也の作・演出の作品としてはキレが悪い。
夜莉と良平の(契約)結婚での2人の思惑のズレをはじめ、夜莉と良平が関係する人たちとの互いの思惑のズレが違和感となって残る。夜莉の死因についてもスッキリと納得できるわけではない。
設定に違和感を持たせることを意図的にしかけているが、それが必ずしも成功しているとはいえない。だから、ラストに向かってテンポよくたたみ掛けて行く横山らしさも不発だった。

俳優では、良平の父親役の緒方晋の存在感が光っていた。

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