演劇書を読む会:支那海東著「黒いダイヤ」のご案内

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「演劇書を読む会」第90回 支那海東著「黒いダイヤ」のご案内です。
―今回は、著者で劇衆上海素麺工場座長・支那海東氏のお話を聞きます―
次のとおり開催しますので、ご参加をよろしくお願いいたします。
(この会には関連企画があります。案内文をご覧ください)
●日時 : 2024年6月22日(土)19:00-21:00
(会に先立って、18:10-18:57にドキュメンタリー「一夜の夢~支那海東 テント芝居」の上映を行いますので、ご参加ください)
●場所 :  福岡市赤煉瓦文化館 第3会議室
    (福岡市中央区天神1-15-30 電話:092-722-4666)
      https://loco.yahoo.co.jp/place/g-UUGR0VypSd6/map/
●今回読む演劇書
・支那海東著「黒いダイヤ」(2024年 石風社刊 2700円+税)
 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784883443246
福岡でテント劇衆上海素麺工場を旗揚げして45年 支那海東の渾身の戯曲を刻み込む
玄海の風をテントにはらむ芝居小屋 地底には巨大な子宮の如きまっくらな坑道
★今回は、著者で劇衆上海素麺工場座長・支那海東氏のお話を聞きます。「黒いダイヤ」を読まれていない方のご参加ももちろんOKです★
<支那海東氏 プロフィール>
劇衆上海素麺工場・座長。1954年、福岡県の⼤牟⽥で⽣まれる。
1972年に唐十郎氏の状況劇場に出会い4年半籍を置いて、その間、生涯師と仰ぐ土方巽氏、澁澤龍彦氏を知り啓蒙を受けた。
1978年、福岡にて劇衆上海素麺⼯場を結成。旗揚げ公演「⿊⿓」から「浴槽の花嫁」「海を渡る燐⼨」を⽴て続けに上演。1982 年に上演した「豹(ジャガー)の眼」では6⽇の公演で2500名の動員となった。
その後、8年の充電期間を経て活動再開、1990年12⽉に「浴槽の花嫁」を再演。2007年11⽉、結成30周年記念公演「⿊いダイヤ」を上演。RKB毎日放送でドキュメンタリー「一夜の夢~支那海東 テント芝居」が放映された。
2023年に迎えた結成45周年を記念して「戯曲 黒いダイヤ」を上梓した。
●準備 : ご参加の方は、特段の準備は必要ありません。
●進め方 :支那海東氏のお話を聞きます。
     なお、18:10-18:57にドキュメンタリー「一夜の夢~支那海東 テント芝居」を上映しますので、ご参加ください。
●参加費 : 250円程度(会場使用料3000円の参加者頭割り分+配布資料があればそのコピー費用実費)
●参加申し込み : 6月21日(金)までに、薙野 メール:gxdnc160@ybb.ne.jp 、携帯:090-4348-7252 までご連絡ください。

●関連企画
 「演劇の映像を見る会」で 劇衆上海素麺工場「黒いダイヤ」の上映会を7月7日に開催します。ぜひご参加ください。
  http://naginon.seesaa.net/article/503433296.html

「演劇書を読む会」は、原則として偶数月の第3水曜日に開催しています。(今回は変則です)
ご参加をよろしくお願いいたします。また、今後進めていくにあたってのアドバイスもよろしくお願いいたします。

【これまで読んできた演劇書】
第01回 「演劇のことば」(平田オリザ著)
第02回 「小劇場は死滅したか」(西堂行人著)
第03回 「詩学」(アリストテレース著)
第04回 「戦う演劇人」(菅孝行著)
第05回 「スタニスラフスキー入門」(ジーン・ベネディティ著)
第06回 「海の沸点」(坂手洋二著)
第07回 「ハムレットマシーン」 」(ハイナー・ミュラー著)
第08回 「時の光の中で―劇団四季主宰者の戦後史」 (浅利慶太著)
第09回 「なにもない空間」 (ピーター・ブルック著)
第10回 「闘うバレエ」 (佐々木忠次著)
第11回 「花伝書(風姿花伝)」 (世阿弥著)
第12回 「日本の放浪芸」(小沢昭一著)
第13回 「演出家の仕事」 (栗山民也著)
第14回 「母アンナの子連れ従軍記」 (ブレヒト:作・谷川道子:訳)
第15回 「人間・この劇的なるもの」 (福田恆存著)
第16回 「近代能楽集」 (三島由紀夫著)
第17回 「オイディプス王」 (ソポクレス著)
第18回 「小林一茶」 (井上ひさし著)
第19回 「るつぼ」 (アーサー・ミラー著)
第20回 「チェーホフの戦争」 (宮沢章夫著)
第21回 「演劇一般講話」 (岸田國士著)
第22回 「スーパー歌舞伎」 (市川猿之助著)
第23回 「だから演劇は面白い!」 (北村明子著)
第24回 「血は立ったまま眠っている」 (寺山修司著)
第25回 「演出術」 (蜷川幸雄・長谷部浩著)
第26回 「チェーホフをいかに上演するか」 (ディヴィッド・アレン著)
第27回 「演出の歴史」 (ポール・ブランシャール著)
第28回 「ことばが劈かれるとき」 (竹内敏晴 著)
第29回 「インプロ―自由な行動表現」 (キース・ジョンストン 著)
第30回 「遡行 変形していくための演劇論」(岡田利規 著)
第31回 「拍手という花束のために」(加藤昌史 著)
第32回 「俳優のノート」(山崎努 著)
第33回 「現代口語演劇のために[平田オリザの仕事1]」
第34回 「演劇最強論」(徳永京子・藤原ちから 著)
第35回 「詩を生む身体」(ジャック・ルコック 著)
第36回 「寺山修司とポスター貼りと。僕のありえない人生」(笹目浩之 著)
第37回 「ブルーシート」(飴屋法水 著)
第38回 「狂言サイボーグ」(野村萬斎 著)
第39回 「演出についての覚え書き」(フランク・ハウザー、ラッセル・ライシ 著)
第40回 「私の記憶が消えないうちに」(吉田日出子 著)
第41回 「女形の事」(六代目尾上梅幸 著)
第42回 「俳優漂流」(ヨシ笈田 著)
第43回 「都市の舞台俳優たち」(田村公人 著)
第44回 「『タカラヅカ』の経営戦略」(森下信雄 著)
第45回 「現在落語論」(立川吉笑 著)
第46回 「演技と演出のレッスン」(鴻上尚史 著)
第47回 「声優魂」(大塚明夫 著)
第48回 「演劇の力」(蜷川幸雄 著)
第49回 「日本の舞踊」(渡辺保 著)
第50回 「昭和芸人 七人の最期」(笹山敬輔著)
第51回 「カリギュラ」(アルベール・カミュ著)
第52回 「ミュージカル史」(小山内伸著)
第53回 「日本の現代演劇」(扇田昭彦著)
第54回 「遊びのなかの演劇」(関矢幸雄著)
第55回 「なよたけ」(加藤道夫著)
第56回 「麿赤兒自伝」(麿赤兒著)
第57回 「早大劇団・自由舞台の記憶1947-1969」<1回目>
第58回 「早大劇団・自由舞台の記憶1947-1969」<2回目>
第59回 「演劇とは何か」(渡辺守章著)
第60回 「トロイ戦争は起こらない」(ジャン・ジロドゥ著)
第61回 「松竹と東宝」(中川右介著)
第62回 「照明家人生」(吉井澄雄著)
第63回 「知盛の声がきこえる」(嵐圭史著)
第64回 「ユビュ王」(アルフレッド・ジャリ著)
第65回 「完璧という領域」(熊川哲也著)
第66回 「2.5次元舞台へようこそ」(おーちようこ著)
第67回 「ベラ・レーヌ・システム」(岡田正子著)
第68回 「ミュージカルへのまわり道」(石塚克彦著)
第69回 「仮面の聲」(遠藤啄郎著)
第70回 「役者ほど素敵な商売はない」 (市村正親著)
第71回 「戦禍に生きた演劇人たち」(堀川惠子著)
第72回 「全共闘以後」(外山恒一著)
第73回 「つかこうへい正伝-1968-1982-」 (長谷川康夫著)
第74回 「演劇とその分身」 (アントナン・アルトー著)
第75回 「吉本興業史」(竹中功著)
第76回 「J・A・シーザー黙示録」
第77回 「演劇都市ベルリン―舞台表現の新しい姿」(新野守広著)
第78回 「舞台監督読本」(舞台監督研究室編・著)
第79回 「母との食卓」(大竹しのぶ著)
第80回 「ミュージカルの歴史 なぜ突然歌いだすのか」(宮本直美著)
第81回 「漂流画集」(マヤ北島著)
第82回 「猿の手」(W・W・ジェイコブズ作)
第83回 「うま ——馬に乗ってこの世の外へ——」(井上ひさし著)
第84回 「演劇入門 生きることは演じること」(鴻上尚史著)
第85回 「演劇について」(ルソー著)+「ダランベール夢」(ディドロ著)
第86回 「青い鳥」(メーテルリンク著)
第87回 「ドラマを解剖する」(マーティン・エスリン著)
第88回 「ふり蛙―新国劇70年あれこれ」(島田正吾著) 
第89回 「俳優と劇場の倫理」(スタニスラフスキー著)

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