ひろやんの相変わらずの恨み節

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劇団きらら「きなこつみ物語」@宮崎三股 2024.06.11 | 九州en-gekiスカウティングレポート
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集団ってやつは「期間限定のユニット」なのかもしれない。

コロナ禍での自分はちょうどいい具合、というのには語弊があるが
「自分自身を立て直す」という出来事にびっちりハマってしまい、
在宅勤務を主に、ほとんど外に出ることなく今までの人的交流を絶って
自分で自分の中に焦点を合わせる作業を行っていた。

けれども、色んな人との「共有作業」というものがうまくいかないと
心に抱えている「世の中から受け入れてもらえない」という細かい苦しみを
話すことができず、自分を立て直したにしても自分より上手にやっている人も
いる、というのに(以下略。が増幅してきて自分で自分をしんどくさせてしまう。

そういうしんどさを軽くするためにわたしは一人で旅に出るのかもしれない。

さて、今回は名古屋でかねてからの懸案を片付けて、神戸まで高速バスで出て、
神戸から宮崎までフェリーに乗り、港から駅までバスで行き、宿に荷物を入れて、
ちょうどいい具合に三股へ向かうJRがあったので乗って、11時の回があれば
変更して見に行けば早めに宿に入ってゆっくりできる、なんてことを考えていた。

けれども現実は大雨で電車は遅れ、ぎり間に合うかと思っていたら
開演前の緊張感はなく、受付らしきところでもりおかが足の三里という
ツボに灸をすえていた、ということで今日は11時の回はなく、
14時のみだったのかと、それにしてもどうするよ、と思っていたところに
「少し歩きますが、ジョイフルがありますよ」という提案をもらったんで、
早速行くも通りを一本間違えて遠回りしながら着く。

ジョイフルは自分の中では「いつもニコニコ現金払い」という
イメージがあったけれど、レジはいろんなキャッシュレスの支払いに対応していて、
フェリーでもらった観光キャンペーンの地域クーポン券まで使えたので、
しっかり食べることができて何より。

時間を潰して、駅の待合室を利用したハコに入って開演を待つ。

今回のお話はどこかの街の近郊にあるショッピングモールにある
和菓子屋という場所を使ってSNSと個々人の歴史ってやつを
70分という少し短めの尺でも隙間なくぴっちりと見せている。

おはぎのためのもち米を蒸す、冷凍の団子を蒸す、蒸したもち米や団子を
一旦冷ます、冷ました団子を焼く、焼いた団子をタレに付ける、
それをきなこにまぶして山のように積む。
その繰り返しから人間関係が一つのユニットとなって喜怒哀楽を共有し、
けれども「ユニット」だから部外者からもたらされたほんの小さな怒りや不満によって
「ユニット」が壊れてばらばらになって、それぞれがそれぞれの人生を生きる。

そういうのを見ていると、わたし自身にも非があることはわかっている、
けれども「それはあなたの主観でしょ、しょうがないじゃないか」と思っていても
攻撃する人は、じゃない気狂いは重箱の隅をつつくようにネチネチと攻撃する。
こうなっちゃうと、腹が立ちすぎて人間不信に陥り、攻撃的な態度が感染ってしまう。

そうなっちゃうと挨拶も、謝ることもできなくなってくる、できなくなると
突然爆発して何もかも壊してその場から逃げる。これを数回繰り返すと
ありとあらゆる場面で他人がわからなくなってくる、信じられなくなってくる、
隣に人がいることすら許せなくなって、気がつけばセンサリーな大人が
ひとり出来上がっていた。

そうなってしまうと別のセンサリーな大人や「だめ」を拗らせた
「大人の構ってちゃん」と混ざってしまうことが良くない影響を生み、
これまたへんてこりんな衝突を生んでしまったのかもしれない。

これがツイッターで自分を腐していた方々の正体であり、わたしでもあった。
わたしはそんな状態を踏みとどまって、なんとか戻ることはできたけれど、
わたしたちを腐していた人たちは今現在演劇の客席にはいない。

万が一、千が一、演劇以外の興行で同じように迷惑をかけている可能性は
あるかもしれないけれど、自分が見たところどこにもいない。

何処へ行ったか、どの精神科で治療しているか、どの精神病院に入院しているか
知る由は今のところないけれど。
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