惑星ピスタチオ「KNIFE」(録画)

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1998年上演された舞台の放映の録画映像を見た。上演時間は125分。
脚本・演出:西田シャトナー
出演は、腹筋善之介、保村大和、宇田尚純、遠坂百合子、福岡ゆみこ、末満健一

(あらすじ) ジョン・スピード・ナイフ。地球系のデネヴ星人。かつてセキュリティ・エンジニアとして勤務していた警備会社で、業務上の過失により同僚・ジョセフと従業員216人を殺害。護送担当官・サリーによって監獄惑星・ダヴィンチ7に護送された時から物語は始まる。
事件の時の記憶を喪失していながらも罪を償おうと心に銘じていたナイフ。だが、集団房の仲間の脱走計画に巻き添えを食い、しかも何故か彼一人だけ生きて脱走に成功してしまう。奇妙な運命に導かれるように、ナイフは本来の意志に反して逃亡を重ねる。狂気じみた執念で彼を追跡する、護送官サリー。
逃げる先々で様々な出会いが待ち受けるが、ナイフは一度として出会った人々の運命を見届けることができない。中途半端に出会い、そして逃亡を続けざるをえない彼の耳に、同僚ジョセフが最期に言った言葉がよみがえろうとしては途切れる。彼は何を最期に言ったのか?そして、ナイフ自身の運命は?

<惑星ピスタチオ>
かつて存在した日本の劇団。座長は腹筋善之介、座付き作家・演出家は西田シャトナー。1989年の旗揚げ以後、関西の小劇場を中心に活動。2000年 解散。
小道具などを一切使わず、パントマイムと膨大な説明科白を駆使して場面描写や登場人物の心情を表現する「パワーマイム」と呼ばれる手法、そして一人多人数役を次々に切り替えながら多くの役をこなす「スイッチプレイ」など独特の演出法を用いて、宇宙から降り立つ巨大ロボット、数万人の武士による合戦、バクテリアと戦う白血球のミクロの世界、宇宙空間での戦闘シーン、生身の体による音速走行のデッドヒート、 異国のサーカス、のどかな田園風景を走る列車まで、ありとあらゆる表現をパワーマイムと一人多人数役で行った。


惑星ピスタチオの舞台をわたしはほとんど観ていない。シアターアプルで観た1本がこの舞台だった可能性があるが、定かではない。
それくらいこの劇団の舞台の印象が薄かったのは、わたしがこの劇団の舞台についていけなかったからだ。

この舞台の映像を見ても、相変わらずよくはわからない。パワーマイムと一人多人数役というのを了解していないと理解できない舞台だ。
それでもだんだんおもしろくなってくるのは、映像を通して舞台の熱気が伝わってくるからだ。

照明と音響は2.5次元演劇を先取りしている。俳優のパワーは半端ない。

2007年ごろに腹筋善之介のトークを聴く機会があった。そのとき腹筋から、「他の劇団は終演後によく飲みに行くパワーがあるな、と思っていた」と聞いた。この映像見たら、そうだろう!と強く同感した。

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