舞踏青龍會 2023 アトリエ連続公演「肉体の四季・舞踏曼荼羅」─シルフ頌─
というのが正規の公演名で、年4回行われているアトリエ公演の秋の回だ。
午後3時から4時50分まで舞踏青龍會アトリエで観た。
<第一部>
○ 天津孔雀 / 朗唱演戯(不詳)「RちゃんとSの話(A centimental apisode~タルホ通信その2~)」
天津孔雀に稲垣足穂はよく似合う。「RちゃんとSの話(A centimental apisode)」は、男子だけの旧制中学校での、語り手Sの下級生Rへの淡い恋情を描いた短編小説。それを、抑えた表現で聴かせた。上演時間は20分。
○ いちぞう / 舞踏(長崎)「『あ』から『ん』へ」
沖縄の音楽が流れていた。いちぞうは将校用の帽子をかぶり顔には銀粉を塗っている。18分ほどの上演時間は、“戦場”→“家”→“戦場”の3つに分かれていたと思ったが、内容はわからなかった。ただ、個々の表現はインパクトがあり、“家”のところで刃物が出てきてキャベツを切るところなど、ビックリした。
<第二部>
○ 東北舞踏三角標・IGU /舞踏(岩手)「Love is like a dream」
2017年創立の東北舞踏三角標(みがくし)は、一関市を拠点に活動する舞踊集団。その代表であるIGUの舞踏は、白と赤のドレスで軽やかで繊細な舞踏だった。上演時間13分。
○ 東北舞踏三角標・千葉もと子 /舞踏(岩手)「海牛神楽」
丈…